Google Workspace と連携できる外部ツール Miro(ミロ)をご存知ですか?
Miro とは、オンラインで直感的に操作できるホワイトボードで、Google Meet や、Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド上などと連携が可能です。
この記事では、リモートで活動するチームメンバー同士の共同作成をサポートするツール・Miro についてご紹介します。
Miro は 「チームでの共同作業のためのボード」 をキャッチフレーズに掲げるオンラインで操作できるデジタルホワイトボード。
主に、ブレストなどのアイディア出しや、ミーティングのメモ、メンバー同士の思考の整理、ビジネスワークフレームのビジュアライズ化などへの活用が想定されたツールです。Google の外部ベンダーである Miro 社が開発・提供するツールですが、Google Workspace の Google Meet や、Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドなどと連携ができるようになりました。
Google Meet では、以下を除くすべてのユーザーが Miro を利用できます。
※ Miro は、Workspace for Education アカウントを使用しているユーザーを除くすべてのユーザーのアカウントで、デフォルトでオンになっています。
また、2022年8月現在 Miro との連携機能を使用できるのは Chrome または Microsoft Edge で Google Meet を使用する場合に限られます。
Miro は、次のようなシーンでの利用におすすめです。
それでは、Google Meet 上での Miro の実際の使い方を紹介します。
この記事では、メインでの利用が想定される Meet からの使い方を説明していきます。
※Miro は2022年8月現在 PC 版の Meet からのみ作成が可能です。
※既存のボードを使用したい場合は 「or sign-in」 を選択してください。
Miro を使う前にユーザー登録がおすすめ。
Miro は、Miro のユーザー登録を行わなくても使用ができますが、その場合24時間しかボードが保存できません。
24時間以上保存したい場合は、ユーザー登録をするようにしましょう。
ユーザー登録は、左上の歯車アイコン > Profile settings から手順に従って行なってください。
Miro は初めての方でも直感的に利用できるオンラインホワイトボードですが、まずどのようなことができるのか説明します。
Miro では主にこのような機能が利用できます。
【選択ツール】
オブジェクトを選択できます。
【テンプレートツール】
テンプレートを呼び出すことができます。テンプレートについては後述します。
【文字ツール】
直接 Miro 上に文字を打つことができます。
【付箋ツール】
Miro 上に付箋を貼ることができます。
【シェイプツール】
丸、四角、三角、星などのシェイプを Miro 上に表示できます。
【矢印ツール】
矢印を Miro 上に表示できます。
【ペンツール】
フリーハンドで Miro 上に線が描けます。
【コメントツール】
Miro 上にコメントを入れることができます。
【フレームツール】
ボードのサイズを変更できます。
【アップロードツール】
ファイルのアップロードなどを行うことができます。
【「戻る」ツール】
操作をもどすことができます。
【「進む」ツール】
「戻る」 ツールで戻された操作を取り消すことができます。
この他にもドラッグ&ドロップで画像を埋め込んだりすることが可能です。
Miro はどうやって使えばいいの? という方に向けておすすめの使い方をご紹介します。
Miro には豊富なテンプレートが用意されているので、初心者の方はまずテンプレートを活用することをおすすめします。
【テンプレートの開き方】
デフォルトで左メニューが表示されていない場合は 「>>」 アイコンをクリックするとメニューが表示されます。
どんな時にどのテンプレートを使えばいいかわからない! という方のためにおすすめテンプレートを紹介します。
【Flow chart】
フローチャートが簡単に作成できます。
【Customer Journey Map】
ペルソナの動き(行動・思考・感情)を時系列で見える化するカスタマージャーニーマップの作成に活用できます。
関連情報 : カスタマージャーニーマップテンプレート | Miro
【Site Map】
Web サイトのサイトマップの構築におすすめです。
【Concept Map】
コンセプトとアイデアの関連を視覚的に示すコンセプトマップの作成に役立ちます。
【Product Roadmap】
製品またはソリューションを、時間の経過とともにどのように進化させるかを決める行動計画 「プロダクトロードマップ」 を作成できるテンプレートです。
他にも Miro にはビジネスシーンでのコラボレーションやイメージの共有に役立つテンプレートが多数用意されているので、ぜひ活用してみましょう。
Miro では、ボード上に Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド を埋め込み、さらに編集することも可能です。
埋め込まれたファイルは、自動で更新されるので Miro に参加しているメンバーは常に最新の情報を閲覧することができます。
Miro はユーザー登録をすれば自動でクラウドに保存され、他のユーザーとシェアをすることもできます。
Miro のような視覚に訴えるツールは、ビジネスシーンにおいてメンバー同士でイメージを擦り合わせたり、アイディアを出し合うときに非常に有効です。
ぜひ、Meet と Miro を連携して、インタラクティブかつクリエイティブなミーティングを実現しましょう!