スプレッドシートの条件付き書式、使いこなしていますか?
条件付き書式とは、条件を満たした場合のみ設定されるスプレッドシートの機能のこと。スケジュールの期日が過ぎていたらセルの色が変わったり、文字を変えたりといったことができます。
今回は、スプレッドシートがもっと便利になる条件付き書式を活用する方法を紹介します。
スプレッドシートの条件付き書式とは、特定の条件(特定の単語や数字を含む)を満たすセルの背景色や文字色を変更することができる機能のこと。
この機能を使えば、スケジュールの期日が過ぎてしまっている場合や、特定の曜日などに自動でセルや文字に色付けを行うことができます。
いままで手動でセルや文字に色付けをしていた方も多いかもしれませんが、条件付き書式を使えば自動で処理がされるので業務の効率化に非常に役立ちます。
条件付き書式はこのような時に利用すると便利です
条件付き書式の使い方を利用例に沿って説明します。
スプレッドシートでカレンダーを作成する際、土日の色を手動で変えている方も多いのではないでしょうか。
条件付き書式を使えば自動で文字の色を変えることができます。
このやり方で、特定の文字が記載されていたら文字を自動的に変えることが可能になります。
土日の文字が自動で色付けされました。
進捗を管理するシートで、うっかり期限を過ぎてしまっているときにアラートがあげられるように、期日を過ぎてしまった日付のセルの色を変える方法を説明します。
期日を過ぎた日付が赤く塗られました。
同じく進捗を管理をするシートで、ステータスが未完となっているタスクを目立たせるために行全体のセルに色をつける方法を説明します。
このやり方で、特定の文字を含む行全体のセルの色を変えることができるようになります。
「=$C1=””未完””」 という数式は””$””で列を固定し、C列が””未完””だったら…という意味です。
ステータスが未完となっているタスクのセルの行全体に自動で色がつきました。
スプレッドシートで営業の売り上げなどを管理する際、予算に対して数字が未達の場合に色をつける方法を紹介します。
「=C3 < B3」 という数式はC列の数字がB列より小さかったら…という意味です。数字は一番上の 「3」 行目を指定しています。
カスタム書式に入れる式は一つだけでOKです。
条件付き数式を削除したい場合は、条件付き数式が設定されているセルを選択し、右側に表示される条件付き数式に表示された削除(ゴミ箱マーク)をクリックします。
今まで使わなくて損した! と思うようなワザが見つかったのではないでしょうか。条件付き書式は今回紹介したもの以外にもさまざまな条件で利用が可能です。
一度覚えてしまえばスプレッドシートで表などを作成する際の工数削減にも非常に役立ちます。
条件に合わせてスプレッドシートのセルや文字の色を変えたいときにはぜひ条件付き書式を活用しましょう。
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