テレワークの導入やビジネスのグローバル化で、ますます高まりつつあるビジネスシーンでのクラウド需要。
もしこれから企業でクラウドストレージをあたらしく取り入れるなら、Google ドライブがおすすめです。
Google ドライブなら、導入と運用のコストをかけず高いセキュリティ機能を備えたオンラインストレージを利用できます。
Google ドライブとは、Google が提供するオンラインストレージサービス。
Google ドライブにはこのような特長があります。
Google のストレージポリシー変更によって2021年6月1日以降下記が適用されることになりました。該当するユーザーは注意するようにしてください。
Google ドライブに保管できるドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーション、サイトのサイズは次のとおりです。
Google ドライブにはあらゆる形式のファイルが保存できます。
下記のサポートされているファイル形式であれば、Google ドライブ上でプレビューすることが可能です。
2020年12月現在サポートされているファイル形式は以下の通り。
Google ドライブ上では、Word や Exel などの Office のファイルも編集できます。
Office のファイルの編集を行うにはドライブ上のファイルを開くだけでOK。
さらに他のユーザーとの共有、バージョン履歴の表示、他のユーザーと共有や、同時編集なども可能です。
行った変更はすべてもとの Office ファイルに保存されます。
Google ドライブは個人で利用する場合15GBまで無料。
容量が足りなくなったら、有料プランの Google One にアップグレードできます。価格は下記の通り。
プラン | Business Starter | Business Standard | Business Plus | Enterprise |
---|---|---|---|---|
容量 | 1ユーザーあたり30GB | 1ユーザーあたり2TB | 1ユーザーあたり5TB | 必要に応じて増やせる |
料金 | 680円/月 | 1,360 円/月 | 2,040円/月 | お問い合わせ |
Google Workspace では「プール」という計算方式が導入されています。(Business Starter は対象外)
例えば、Business Standard を10人の組織で契約した場合、1ユーザーあたり2TBをアップロードできるのではなく、組織として20TB(10ユーザー×2TB)をアップロードできるようになります。
Google ドライブはクラウド上で運用されるサービスなので、情報漏えいや不正アクセスが心配という人も多いかもしれませんね。
Google は、独自設計のデータセンターやサーバーから大陸間でデータを転送する海底ファイバー ケーブルまで、世界で最も安全で信頼性の高いクラウド インフラストラクチャを運用。
必要なときにいつでも利用できるようにしています。
複数のデータセンターにデータを分散しているため、火災や災害の発生時には、他の安定した安全なデータセンターからデータを自動的かつスムーズに利用できます。
常時監視も行なっているのでデータ保全やハッキング対策など、一般企業以上の対策がとられているので、安心して使えるサービスと言っていいでしょう。
さらに、有料の Google Workspace に登録すれば2 段階認証プロセスや SSO といった高度なセキュリティ機能、エンドポイント管理など高度なユーザー管理機能を利用することが可能です。
Google ドライブのセキュリティの詳細については、こちらもご参照ください。
Google ドライブのセキュリティの詳細
Google ドライブの基本的な使い方を説明します。
自分の Google ドライブを「マイドライブ」といいます。 自分がアップロードまたは同期したファイルやフォルダ、自分が作成した Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォームを保存できます。
マイドライブを開くには、https://drive.google.com/drive/u/0/my-drive にアクセスします。
パソコン上のファイルを選択し、マイドライブにドラッグ&ドロップすればOKです。
マイドライブの右メニューにある「新規」ボタンをクリックして、作成するファイルの形式を選択する。 Google ドライブ内で作成したドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォームは、ドライブ上でそのまま編集が可能です。
Google ドライブに保存しているファイルやフォルダは、Google ドライブ上から簡単に共有ができます。
Google ドライブから共有する際は、共有相手のファイルに対する権限(編集、コメント、閲覧のみ)を管理できます。Google ドライブのコンテンツを共有すると、Google ドライブ プログラム ポリシーが適用されます。
自分以外のユーザーからファイルやフォルダが共有されると、「共有アイテム」の中に表示されます。
共有アイテムにあるファイルやフォルダは自分以外のユーザーのマイドライブにあるものが共有されたものです。
共有アイテムにあるファイルを編集すると自分以外のユーザーのファイルが書き変わることになるのでご注意ください。
また、共有アイテムにあるファイルやフォルダは、オーナー以外は削除することはできません。ただし、一覧から削除することは可能です。
共有ドライブでは、チーム単位でファイルの保存、検索、および、ファイルへのアクセスができます。
共有ドライブ内のファイルは、個人ではなくチームが所有します。
メンバーが退職などでいなくなってもファイルはそのまま残るため、チームで引き続き情報を共有して仕事を進めることができます。
チームで継続的に利用・運用するファイルは共有ドライブに保存しておくことをおすすめします。
※共有ドライブが利用できるエディション: Business Standard、Business Plus、Enterprise、Education、Enterprise for Education、Nonprofits、G Suite Business、Essentials
Google ドライブ以外にもさまざまなオンラインストレージが提供されています。今回は、Dropbox、OneDrive、BOX、Fileforce、Fleekdriveという、法人でよく利用されている5つのストレージサービスをピックアップしてみました。比較をして、ぜひぴったりのストレージを見つけてくださいね。
個別プラン | 容量(1ユーザー当たり) | 料金(1ユーザー当たり) |
---|---|---|
個人利用(無料プラン) | 15GB | 0円 |
個人利用(Google One) | 100GB | 250円/月、または2,500円/年の前払い |
200 GB | 380円/月、または3,800円/年の前払い | |
2 TB | 1300円/月、または13,000円/年の前払い | |
Business Starter | 30GB | 680円/月 ※年間契約の場合の場合 |
Business Standard | 2TB | 1360円/月 ※年間契約の場合の場合 |
Business Plus | 5TB | 2040円/月 ※年間契約の場合の場合 |
Enterprise | 必要に応じた容量 | お問い合わせ |
Google が提供するストレージサービス。個人利用の場合は15GBまで無料で、Google One の有料プランにアップグレードが可能。 Google Workspace に加入をすると、30GB以上のストレージが利用でき、自社ドメインのメールが Gmail で利用できるといった特典を受けられる。 ドキュメント、スプレッドシート、スライドなどの、Google 形式のデータは容量にカウントされないので実際にはかなりの容量が保存可能。共有機能を利用すれば、社内外とのユーザーの共同作業が容易。 |
個別プラン | 容量(1ユーザー当たり) | 料金(1ユーザー当たり) |
---|---|---|
Basic(個人向け) | 2GB | 0円 |
Plus(個人向け) | 2TB | 1200円/月 ※年間払いの場合 |
Familyl(個人向け) | 2TB | 2000円/月 ※年間契約の場合2TBを最大6人で共有可能 |
Standard(ビジネス向け) | 5TB | 1250円/月 ※年間契約の場合/最小3ユーザー〜 |
Advanced(ビジネス向け) | 必要に応じた容量 | 2000円/月 ※年間契約の場合/最小3ユーザー〜 |
Enterprise(ビジネス向け) | 必要に応じた容量 | 要問合せ |
デスクトップにあるファイルがほかのマシンからもシームレスにアクセスできるところが最大の特徴。UIがシンプルで、ファイルのアップロードや閲覧が直観的に行える。 ビジネス向けプランは3ユーザーから。 |
個別プラン | 容量(1ユーザー当たり) | 料金(1ユーザー当たり) |
---|---|---|
OneDrive 基本 5 GB (個人向け) | 5GB | 無料 |
One Drive Standalone(個人向け) | 100GB | 224円/月 ※年間契約 |
Microsoft 365 Personal(個人向け) | 1TB | 1284円/月 ※年間契約 ※officeのソフトが利用可能。 |
OneDrive for Business Plan 1(ビジネス向け) | 1TB | 540円/月 ※年間契約 |
OneDrive for Business Plan 2(ビジネス向け) | 容量無制限 ※5ユーザー以上の場合 | 1090円/月 ※年間契約 |
Microsoft 365 Business Basic (ビジネス向け) | 1TB | 540円/月 ※年間契約 |
Microsoft 365 Business Standard (ビジネス向け) | 容量無制限 ※5ユーザー以上の場合 | 1360円/月 ※年間契約 |
マイクロソフト社のクラウドストレージ。Windows 8.1/Windows 10には、標準で OneDrive アプリがプリインストールされているので、Windows ユーザーにとっては親和性が高い。 Microsoft 365 Personal と Microsoft 365 Business Standard はストレージだけでなく Office アプリケーションを利用ができる。Word や Exel が必須の企業には最適。 Microsoft 365 Business Standard は自社ドメインのメールも利用できる。 |
個別プラン | 容量(1ユーザー当たり) | 料金(1ユーザー当たり) |
---|---|---|
Individual | 10GB | 無料 |
Personal Pro(個人向け) | 100GB | 1200円/月 ※年間契約必須 |
Starter(ビジネス向け) | 100GB | 522.5円/月 ※年一括払い |
Business(ビジネス向け) | 無制限 | 1710円/月 ※年一括払い |
Business Plus(ビジネス向け) | 2850円/月 ※年一括払い | |
Enterprise(ビジネス向け) | 4200円/月 ※年一括払い | |
ビジネス向けプランは1企業あたり3ユーザーより利用ができる。(Starter は10ユーザーまで) Business 以上は容量が無制限に利用できるところがポイント。 初期費用については要確認。 |
個別プラン | 容量(1ユーザー当たり) | 料金(1ユーザー当たり) |
---|---|---|
スタンダードプラン | 100GB | 1500円/月 |
5ユーザーより利用可能。最短契約期間については要確認。 1ファイルあたり10GBまでのアップロードが可能。また、自動タグ機能と全文検索機能があり、大量のデータの中からすぐに目的のファイルを探すことができる。 ディスク容量の追加は10GB単位ごとに200円。 最低5ユーザーの登録必須なので1企業の月額利用料は7,500円〜。 |
個別プラン | 容量(1ユーザー当たり) | 料金(1ユーザー当たり) |
---|---|---|
Team | 10ユーザーあたり100GB | 500円/月 |
Business | 10ユーザーあたり2TB | 1500円/月 |
Enterprise | 容量無制限 | 4000円/月 |
10ユーザーから利用することができる。 容量は個人ではなく、チーム内でシェアされる仕組み。 ストレージ追加する場合は組織単位で¥4,000 / 100GB。 |
最後に、Google ドライブはどのような会社に最適なサービスなのか、まとめてみました。
もし当てはまる点が多いようであれば、会社やチームのスタイルに合わせて導入を検討してみましょう。Google ドライブがあなたのビジネスに革新をもたらしてくれるかもしれませんよ。
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