Google Currents(カレント)はビジネスで使える企業向けSNS。 Google+の後継サービス としてリリースされた、Google Workspaceユーザーならだれでも利用できるサービスです。この記事ではCurrentsの始め方や使い方、活用方法を紹介します。
まずはじめに、Google Currentsがどのようなサービスなのか説明します。
Google Currentsは、Googleが企業向けに提供するSNSサービスです。Google+の後継として2020年7月にサービスが開始されました。 Google+ は個人ユーザーも利用できましたが、 Currents はあくまで組織内(同じドメインのユーザー同士)で利用することを想定しています。 なので、Google+との大きな違いは「一般ユーザー向けの機能」がなくなり、完全に「社内SNS」としての機能へと絞られている点です。
Google Currentsは、企業向けのGoogle Workspaceユーザーまたは教育機関向けのG Suite for Educationユーザーのみが利用可能です。 Google+では無料のGoogleユーザーも利用できましたが、Google Currentsでは利用できません。
Google Workspaceの料金一覧は下記の表をご参照ください。
プラン | Business Starter | Business Standard | Business Plus |
---|---|---|---|
料金 | 680円/月 | 1,360 円/月 | 2,040円/月 |
Google Currentでは以下のようなことができます。
Google Currentsの始め方や基本的な使い方について見ていきましょう。
組織でGoogle Currentsを導入するにあたって、管理者は下記の手順で設定を確認しましょう。
上記の設定を行うことで、社員がGoogle Currentsを利用できるようになります。
管理者はサービスを導入するにあたって
といった運用方法をあらかじめ決めておくことをおすすめします。
各ユーザーは下記の手順で初期の設定を行いましょう。
【プロフィールを設定する】
※初期設定では、ユーザー名はGoogleで設定されているものがそのまま使用されています。
ユーザー名、プロフィール画像、性別、生年月日などが設定できます。ここで編集したプロフィール画像とユーザー名は、Google全体に反映され、外部にも公開されます。性別と生年月日は「自分のみ」「あなたの組織」「一般公開」から設定が可能です。
プロフィールが作成できたら「ホーム」(リンク:https://currents.google.com/u/2/)の「最新情報を投稿」から自分の近況や社内に向けて発信してみましょう。 投稿するメッセージに「タグ」を付けておくことで、後からそのタグに関連する一連の投稿をまとめて確認することが可能になります。
Currentでは、アンケートを挿入ことが可能です。この機能を利用することで、決定事項の多数決をとったり、イベントの出欠をとったりすることができます。
【アンケートを挿入する方法】
「コミュニティ」の機能を活用することで、同じ部署、プロジェクト、さらには同じ趣味を持つ人たちなど情報を絞って共有することができるようになります。 なお、コミュニティ参加者以外はコミュニティ内の投稿を閲覧することはできません。
【コミュニティの作成方法】
メンバーを追加するには、コミュニティ→該当のコミュニティのトップページのユーザーアイコンをクリックします。
いずれかを選択し、新規のユーザーを追加してください。
Currentsでは特定のユーザーをフォローすることができます。他のユーザーをフォローすると、下記のようになります。
【他のユーザーをフォローする方法】
Google Currentsではユーザーだけではなくタグをフォローすることも可能です。タグをフォローすることで、ユーザーは特定の情報を検索して、必要な情報を素早く見つけることができます。
タグををフォローすると、下記のようになります。
【タグをフォローする方法】
最後に、Google Currentsをビジネスの現場でどう活用するか、アイディアを紹介します。
Google CurrentsはGoogle Workspaceユーザーなら無料で手軽に始められるサービスです。シンプルなユーザーフェイスなので、社内掲示板、連絡ツール、コミュケーションツールなど使い方はアイディア次第。 ぜひ日々の業務の活用に役立ててみてくださいね。