【社内向け】大人数への配信に最適! Google Meet のライブストリーミングを使ってみよう

いつでもどこでも打ち合わせに参加できるWeb会議ツール・Google Meet。 Google Meet には、10万人もの大人数にライブ配信ができるライブストリーミングという機能があることをご存知ですか? この記事では、ライブストリーミングのおすすめの用途や使い方について説明します!

※社内ユーザー限定

Meet の機能・ライブ ストリーミングとは

ライブストリーミングとは

Googleのライブストリーミングとは、Google Meetの機能の一つで、同じ組織内のユーザー(開催者と同じ企業ドメインのユーザーの)に向けて一方向に動画をリアルタイムで配信できるサービス。 Web上でセミナーを行うウェビナーや、Web上で授業を行うE-ラーニングなどに最適な機能を備えています。

なお、ライブストリームを開催できるのは、Google Workspace for Education Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus の各エディションのユーザーとなります。

ライブストリーミングおすすめの用途

ライブストリーミングは、Google Meet のWeb会議と比べて大人数向けの配信に適しています。このようなケースでの使用がおすすめです。

【組織の規模】

100人以上の中〜大規模の組織での使用

【用途】

社内向け研修・勉強会・説明会など

※外部のドメインからは視聴できないので、社外秘の情報を扱う際の用途に適しています

ライブストリーミングを主催するための条件

ライブストリーミングを主催するには、Google Workspace for Education Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus に加入する必要があります。

ライブストリーミングは何人まで参加できる?

ライブストリーミングは、最大10万人までゲストを招待することが参加可能です。ゲストには2種類あります。

  1. 参加者
    最大250人まで追加できます。
    ストリーミングを録画したり、一時停止などのコントロールが行えます。
  2. 視聴専用のゲスト
    最大10万人まで追加できます。
    視聴専用のゲストは、ストリーミングを視聴することだけ可能です。ストリーミングを録画したり、コントロールしたりすることはできません。

ユーザーごとの違いについては下記の表もご参照ください。

主催者 参加者 視聴専用ゲスト
必要なアカウント
  • Enterprise Standard
  • Enterprise Plus
  • Google Workspace for Education Plus
に加入済みのアカウント
主催者と同一ドメインの Google Workspaceアカウント 主催者と同一ドメインのGoogle Workspaceアカウント
参加可能人数 250人 10万人
映像や音声の配信 ×
録画 ×
画面の共有 ×
配信停止操作 ×

ライブストリーミングが使用できるブラウザ

ライブストリーミングは下記のブラウザで使用できます。

  • Chrome ブラウザ
  • Microsoft® Edge®
  • Mozilla® Firefox®
  • Opera®
  • Apple® Safari®

スマートフォンで使用する場合も、Meet アプリは不要です。

ライブストリーミングをセッティングする

それでは、オンラインイベントの主催者がライブストリーミングを開催するやり方について説明します。

ライブストリーミング機能をオンにする方法

ライブストリーミング機能の利用を開始するには、Google Workspace の管理者が下記の通りセッティングを行います。

  1. 管理者のアカウントにログイン後、管理コンソールに直接アクセスするか、アプリランチャーより「管理」をクリックする。
  2. 「アプリ」をクリックする。
  3. 「Google Workspace」を選択する。
  4. 「Google Meet」にマウスオンをしてクリックする。
  5. 「ストリーム」をクリックする。
  6. 遷移先で「ストリーム」の右上にある編集アイコン(鉛筆マーク)をクリック。
  7. 「ユーザーに会議のストリーミングを許可します。」にチェックを入れ、保存をクリック。
    これでライブストリーミングを使用できるようになりました。

ライブストリーミングの予定を作成する【参加者を招待する場合】

ライブストリーミングを開催するにあたって、開催者は Google カレンダーから予定を作成します。まずはじめに、参加者を招待する場合の設定方法を説明していきます。

※参加者とは自分の映像と音声を会議に配信できるユーザーです。

※参加者は社内のユーザー(同一ドメインの Google Workspace アカウントを持つユーザー)のみ招待できます。

  1. 主催者のアカウントにログインして、Google カレンダーを開く。
  2. ライブストリーミングを開催する日時をカレンダーから設定する。
  3. 予定の詳細ダイアログから「その他のオプション」をクリック。
  4. 「Google Meet のビデオ会議を追加」ボタンをクリックする。
  5. 「Google Meet のビデオ会議を追加」の横に表示されたプルダウンをクリックして、「ライブストリームを追加」をさらにクリック。
  6. 参加者を招待する場合は「ゲストを追加」の枠にゲストのメールアドレス(主催者と同一のドメインのもの)を入力します。
    この予定に追加されたゲストは、自分の映像と音声を会議に配信できるほか、画面を固定表示することもできます。
  7. 設定が完了したら「保存」をクリックします。
    これでセッティングは完了です。

ライブストリーミングの予定を作成する【視聴専用のゲストを招待する場合】

次に、視聴専用ゲストを招待するやり方を説明します。

※視聴専用ゲストとは、ライブストリーミングの視聴のみが可能なユーザーです。

※視聴専用ゲストは社内のユーザー(同一ドメインの Google Workspace アカウントを持つユーザー)のみ招待できます。

  1. 主催者のアカウントにログインして、Google カレンダーを開く。
  2. すでにセッティングされているライブストリーミングの予定をクリック。
  3. ダイアログの上部にある編集アイコン(鉛筆マーク)をクリック。
  4. 画面上部の「その他の操作」のプルダウンをクリック。
  5. 「視聴専用の予定を作成」を選択。
  6. 視聴専用ゲストのメールアドレスを入力し、「保存」をクリックする。
    この予定に追加された視聴専用ゲストは、ライブストリーミングの視聴のみ可能です。

URLからゲストを招待する方法

ゲストを招待する方法は、さきほど説明したカレンダーから行う以外にURLを共有するやり方があります。

【参加者を招待する場合】

  1. Google カレンダーの、すでにセッティングされているライブストリーミングの予定をクリック。
  2. ダイアログが開かれたら、「Google Meet に参加する」の下に表示されたURLをコピーして共有します。

【視聴専用ゲストを招待する場合】

  1. Google カレンダーの、すでにセッティングされているライブストリーミングの予定をクリック。
  2. ダイアログが開かれたら、「ライブストリームを視聴」の下に表示されたURLをコピーして共有します。

※URLから参加する場合、ライブストリーミングに参加・視聴する際は開催者の承認が必要となります。

ライブストリーミングを開催・参加する

次に実際にライブストリーミングを開始、または視聴する方法を説明していきます。

【主催者】ライブストリーミングを開始する

主催者がライブストリームを開始する際は、下記の手順で行います。

  1. Google カレンダーの、すでにセッティングされているライブストリーミングの予定をクリック。
  2. 「Google Meet に参加する」をクリックするとMeetの画面が立ち上がります。
  3. 「今すぐ参加」をクリックすると上部に「主催者によって、このミーティングはストリーミングするようにスケジュール設定されています」というテキストが表示されるので、「ストリーミングを開始」をクリック。
    これでライブストリーミングが開始されます。

【参加者】ライブストリーミングに参加する

参加者として招待されたゲストは下記の手順でライブストリーミングに参加します。

  1. Google カレンダーから該当のライブストリーミングの予定をクリック。
  2. 「Google Meet に参加する」をクリックするとMeetの画面が立ち上がります。
    カメラとマイクの状況を確認しておきましょう。
  3. 「今すぐ参加」をクリックしてライブストリーミングに参加します。

※URLを共有されている場合はURLにアクセスすれば参加することも可能です。

参加者は音声や映像をライブストリーミングに配信できます。どのような形で参加するかは主催者とすり合わせをしておきましょう。

【視聴専用ゲスト】ライブストリーミングに参加する

  1. Google カレンダーから該当のライブストリーミングの予定をクリック。
  2. 「ライブ ストリームを視聴」をクリックするとMeetの画面が立ち上がります。
    視聴専用ゲストは「視聴のみ」可能です。

※URLを共有されている場合はURLにアクセスすれば参加することも可能です。

ライブストリーミングを録画・停止する

それでは最後にライブストリーミングを録画・停止する方法を説明します。
これらの操作は主催者及び参加者として招待されたユーザーのみ行うことが可能です。

ライブストリーミングを録画、再生する

ライブストリーミングの動画は、録画をして後から再生することが可能です。

  1. Meet の画面の右下の三点リーダー(⋮)をクリックする
  2. 「ミーティングを録画」をクリック

録画された動画は、主催者の Google ドライブに保管されます。

※Google ドライブ上で録画した会議の動画を再生するには、Video Player for Google drive に接続する必要があります。

ライブストリーミングを停止する

ライブストリーミングは一時的に停止することも可能です。ライブストリーミングを停止すると、全視聴者に映像が配信されなくなります。

停止するには下記の手順を行います。

  1. Meet の画面の右下の三点リーダー(⋮)をクリックする。
  2. 「ミーティングを停止」をクリック。
  3. ストリーミングを停止しますか?というダイアログが出るので「ストリーミングを停止」をクリック。
    これでライブストリーミングの配信はストップされます。
    再開したいときは、停止したサイト同じようにMeetの画面の右下の三点リーダー(⋮)をクリックして「ストリーミングを開始」を選択します。

まとめ

ライブストリームは、Google Workspace ユーザならとても手軽にオンラインのセミナーを開催できるサービスです。同じ組織のメンバーしか視聴することはできないので、情報の漏えいなどリスクも低いと言えるのではないでしょうか。

ぜひライブストリームを活用して、組織のコミュニケーションに役立てましょう。

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