平成の終わりに振り返る 終了したGoogleのサービス12選

間もなくを幕を閉じる「平成」。
平成生まれのGoogleは、インターネット史に大きな足跡を残してきました。
そんなインターネット界のイノベーター・Googleの数々の成功の裏には、いくつものトライ&エラーがあったことはみなさんもご存知の通り。
間もなく平成がフィナーレを迎える今、平成に生まれて平成に終了したGoogleのサービスの数々を振り返ってみましょう。

Google+だけじゃない! Googleの終了したサービスを振り返る

エブリディ G Suite読者のみなさまこんにちは。
こちらの記事を読んでいるみなさまは、日頃からGoogleのサービスを活用しているという人が多いのではないでしょうか。
Gmailにスプレッドシート、Googleドキュメントetc…。Googleが世に送り出したサービスは、もはや私たちのビジネスシーンに不可欠なツールといっても過言ではありませんね。
そんな使いやすくて画期的なサービスを提供してくれるGoogle。その成功の影にはひっそり幕を閉じたサービスがたくさんあります。
Google+のサービス終了の発表は記憶にも新しいですが、それ以外にも数多くのサービスが生まれ、そしてインターネットの表舞台から姿を消していきました。
この記事では、そんな平成の時代に産声をあげて、平成のうちにサービスが終了したサービスにスポットを当ててみました。
今はなきサービスの足跡、それはいくつものイノベーションを起こしてきたGoogleのフロンティアスピリットの証明といえるのではないでしょうか。

Lively [2008 – 2008]

オンラインで仮想世界を作り出すサービス

出典:https://youtu.be/5YbwfOucET8 より

え!?Googleもこんな3次元仮想世界のサービスを運営していたの!?と驚いた人も多いのではないでしょうか。
「Lively」とは賑わいという意味を表す意味の英語。当時人気を集めていた、「Second Life」とチャットルームとを足して2で割ったようなサービスを展開していました。
しかし、Livelyには同年9月に発表されたGoogle Chromeの上では使えないという致命的な欠陥を抱えていたのです。

Lively2008年に7月にローンチをしましたが、同年の12月31日にサービスを終了。半年足らずという非常に短命のサービスでした。

当時、Googleは「リソースの優先順を明確化し、中核ビジネスである検索と広告とアプリケーション開発に専念したい」。と発表。
マネタイズが難しく、リソースを消費するサービスは潔く終了する。そんなGoogleの合理的な理念が、Livelyの誕生から閉鎖までのスピードに見て取れますね。

サービス終了告知ページ:
https://googleblog.blogspot.com/2008/11/lively-no-more.html(英語)

Google Labs [2006 – 2011]

Googleのイノベーションの象徴

出典:https://googleblog.blogspot.com/2010/12/latest-from-lab.html より

Googleのヘビーユーザーにとって、Google Labsはとても刺激的でワクワクする存在だったのではないでしょうか。
Google Labsとは、Googleのエンジニアが「20%の自由時間」で開発したβ版のサービスを公開するサイトのこと。
Googleのイノベーションの象徴と言われていました。
Google マップやGoogleニュースなど、現在は正式版として提供されているサービスも、かつてLabsでβ版として立ち上げられました。
Google Labsが停止した当時は、Googleのイノベーションの歩みが遅くなるという声が聞こえてきましたがその後もGoogleがいくつもの革新的なサービスを生み出してきたことはご存知の通り。
LabsのDNAは現在もGoogle のエンジニア達に受け継がれているのでしょう。

サービス終了告知ページ:
https://googleblog.blogspot.com/2011/07/more-wood-behind-fewer-arrows.html(英語)

Google ノートブック [2006 – 2011]

オンラインで管理できるメモ帳&Webページスクラップブック

出典:http://googlenotebookblog.blogspot.com/ より

Google ノートブックは、いわゆるオンラインのメモブック。
Webページからテキストや画像をコピーして貼り付けたり、ラベルやセクションごとに整理した複数のノートブックを管理するといった使い方をされていました。
メモしたい内容はオンラインの「ノートブック」に保存でき、共有機能や他のユーザーとの共同編集機能も可能。今でこそEvernoteのようなメモアプリは世に溢れかえっていますが、当時は非常に画期的なサービスでした。
ここまで読んで、こんなツール今もあるよね…?と思った方、そうです、Googleノートブックの機能の一部はGoogle ドキュメントやGoogle Keepに搭載されています。

サービス終了告知ページ:
https://www.google.com/googlenotebook/faq.html

Google デスクトップ [2004- 2011]

Googleの便利ソフトをまとめてダウンロードできるサービス

出典:https://japan.googleblog.com/2007/09/google-mac.html より

Googleデスクトップとは、ローカルディスクおよび指定したネットワークディスク上にあるファイルをテキスト検索が行えるツールのこと。

検索対象には、閲覧ウェブページや電子メール、チャットの履歴なども含まれていました。
検索を行うと、その結果を通常のGoogleのウェブ検索結果とよく似た形式でウェブブラウザに表示することもできました。
インターフェースは、デスクトップ上のサイドバーのようなガジェットといえば、イメージしやすいでしょうか。

作業効率を向上させる便利なツールでしたが、2011年にサービス終了。
データの保存がローカルからクラウドへ移行しつつあることや、パソコンのOSに同等の検索機能が統合されたことなどが主な理由でした。

Googleデスクトップ終了の翌年に誕生したのが、Googleのオンラインストレージサービス・Googleドライブ。
Google ドライブの検索の速さや正確さは、Googleデスクトップで培ったアルゴリズムが活かされているのかもしれませんね。

サービス終了告知ページ:
https://googleblog.blogspot.com/2011/09/fall-spring-clean.html(英語)

Google Buzz [2010 – 2011]

Gmailでソーシャル機能の強化を図れるツール

出典:https://japan.googleblog.com/2010/02/google_5158.html より

2011年はGoogleの歴史の中でも数多くのサービスが終了した年でした。
Google Buzzもその一つ。
Gmailのインターフェースの新たなタブとして提供されていたGoogle Buzzは、リンクやGmailのステータスアップデート、YouTubeの動画やPicasaの写真などを共有することができました。
別ユーザーが共有したデータにコメントを残したりすることが可能となっていて、Google+の布石となったサービスと言われています。
しかし、ユーザーによるプライバシー問題の懸念など課題も多く、ローンチから2年弱でサービスが終了しました。

サービス終了告知ページ:
https://support.google.com/mail/answer/1698228?hl=ja

Google Health [2008 – 2012]

Googleによる個人の健康情報を一元化するためのサービス

出典:https://googleblog.blogspot.com/2010/09/google-health-update.html より

私たちのQOLをあげる上で欠かせない健康の管理。Googleにも、健康情報を管理するサービスがかつて存在していました。
Google Healthは、処方箋管理、投薬履歴、通院記録などを集約する健康関連情報のハブとして機能すべく2008年にローンチしました。
当時は、ITとヘルスケアの融合として期待を集めましたが「多くの人の興味を集めることができなかった」という理由から2011年に閉鎖を発表。
とても面白いコンセプトのサービスですが、メインターゲットとのマッチングが少し難しかったのかもしれないですね。
ちなみに、現在Googleでは、よりライフスタイルに寄り添ったヘルスケアアプリ「GoogleFit」を提供しています。

サービス終了告知ページ:
https://googleblog.blogspot.com/2011/06/update-on-google-health-and-google.html

Googleリーダー [2005 – 2013]

RSSのフィードを読むことができるフィードリーダー

出典:http://googlereader.blogspot.com/search?updated-max=2010-12-01T12:50:00-08:00 より

今この記事を読んでいる人の中にも、Googleリーダーを愛用していたという人が少なからずいるのでは?
Webベースのフィードリーダー・GoogleリーダーはオンラインまたはオフラインでRSSのフィードを読むことができるツールでした。
多くのユーザーを抱えていたため、Googleから打ち切りの計画が発表されたとき、ネット上にはショックを受けたユーザーたちの声が溢れました。
当時の発表によると、「ネットユーザーのニュースを消費する方法が変容したこと」が主な終了の理由としています。
つまり、Googleはパソコンを開いてRSSでニュースをチェックするのやもはや古いスタイルと判断したのです。

当時のGoogleの予測の通り、現在私たちはスマホを活用して常にアクティブにニュースをキャッチするようになりました。

サービス終了告知ページ:
https://googleblog.blogspot.com/2013/03/a-second-spring-of-cleaning.html(英語)

iGoogle [2005 – 2013]

自分仕様にカスタマイズできるスタートページ

出典:https://googleblog.blogspot.com/2008/10/whats-new-with-igoogle.html より

ウェブ2.0などという言葉が流行った時代からインターネットを愛用してきた人にとって、こちらも大変懐かしいサービスかもしれませんね。
iGoogleは、自分仕様のカスタマイズが可能なGoogleのスタートページ。
フィードを追加することができ、カスタムでガジェット(Webのパーツ)を追加することができました。
しかし、2011年、Google Chromeの新インターフェースの登場や、SNSの台頭によってWebを取り巻く環境が変化してきたことからサービス終了を発表。
多くの人に惜しまれながら8年の歴史に終止符を打ちました。

サービス終了告知ページ:
https://googleblog.blogspot.com/2012/07/spring-cleaning-in-summer.html(英語)

Google Talk [2005 – 2017]

Gmailのチャット機能

出典:http://googletalk.blogspot.com/search?updated-max=2007-12-12T16:46:00-08:00&max-results=7&start=28&by-date=false
より

Gmailのチャット機能・Google Talkは12年という長きにわたってGoogleユーザーのチャットツールとして活用されてきました。
普段メールをやりとりしている相手とリアルタイムでテキストコミュニケーションができたので、重宝してた人も多いかもしれませんね。
しかし、2013年には後継としてチャットとビデオ通話ができるツール・Google ハングアウトが登場。
その後、徐々にGoogle ハングアウトへリソースを移行していくこととなりました。

サービス終了告知ページ:
https://gsuiteupdates.googleblog.com/2017/03/updates-in-g-suite-to-streamline-hangouts-and-gmail.html(英語)

Google URL Shortener [2009 – 2019]

短縮URLサービス

隠れたお役立ちツール・Google URL Shortenerは2019年3月、ひっそりと終わりの時を迎えていました。
アマゾンやウィキペディアなど、日本語交じりの長〜いURLをサクッと短く短縮できて、とても便利なサービスでしたね。
Googleは、近年URL短縮サービスが増えたこと、ウェブページ中心だったインターネット上のコンテンツ共有方法がアプリやモバイルデバイス、スマートスピーカーなどへ変化したこと、の2つをサービス終了の理由として発表しました。
ちなみに、Googleは発行されたURLの無効化については行わないと明言しているのでそこはご安心ください。

サービス終了告知ページ:
https://goo.gl/

Inbox [2014-2019]

Gmail連携メールサービス

Inboxは2014年10月にリリースされたGmailと連携できるメールアプリ。メールをタスクとして優先順位をつけて管理できる「スヌーズ機能」が大きな特徴でした。またリマインダの統合や、内容による自動分類など、便利な機能が搭載されており、コアなユーザーも多いアプリです。

しかし2018年9月に、GoogleはInboxの終了を発表。翌年4月2日には惜しまれつつサービスを終了しました。
ただし、Inboxのスヌーズやスマートリプライなどのいくつかの機能はすでにGmail搭載にされています。InboxはGoogleの看板ツール・Gmaiの進歩に大きく貢献したと言えそうですね。

サービス終了告知ページ:
https://support.google.com/inbox/answer/9117840/?hl=ja

Google+(一般ユーザー向け) [2011 – 2019]

言わずと知れたGoogleのソーシャル・ネットワーキング・サービス

私たちの記憶にも新しいGoogle発のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、Google+サービス終了のお知らせ。
インターネットユーザーの間ではディープ・インパクトな出来事でしたね。
繋がっているユーザーからクローズドなコミュニティも構成でき、一部のユーザーからは根強い人気を集めていたGoogle+。
しかし、TwitterやFacebookといった他のSNSを圧倒することはできませんでした。
さらに2018年10月に個人情報が流出したことをきっかけに、「利用者数の低調」を理由として2019年4月2日をもってサービス終了が告知されました。
おそらくさきほど紹介したInboxとGoogle+のサービス終了が「Google・平成最後の卒業」となるのではないでしょうか。

サービス終了告知ページ:
https://support.google.com/plus/answer/6320390?hl=ja

まとめ

懐かしのサービスや、つい最近まで現役で大活躍していたサービスまで、その役割を終えて表舞台から姿を消したGoogleのサービスの数々を紹介しました。
どのサービスも、稼働期間の長さに差はあれGoogleの前進に貢献したものばかりでしたね。
Googleはインターネットユーザーの動向の変化に敏感な企業ゆえ、サービスもどんどん姿を変えていくところが特徴です。
もしかして、今あなたが愛用しているGoogleのそのサービスやツールも、数年後には別のものに生まれ変わっているかもしれませんよ。

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