Googleスプレッドシートのアドオン・裏技など超便利なテクニック30選

Googleスプレッドシートとは、Googleが開発したオンラインの表計算ツールです。多くの機能を備えており、ビジネス利用をはじめ様々なシーンで幅広く使われています。今回は、最新情報のとともに、「ショートカット」「アドオン」「関数」、さらに知っていれば役に立つ「裏技」全30選をお届けします。

マクロも使えるようになったGoogle スプレッドシート

2018年4月、Google スプレッドシートが大きなアップデートを行いマクロのサポートを開始したと発表しました。新しく追加されたマクロ機能を使えば、動作をマクロで記録し再現(=自動化)させることができます。自動化により工数を削減し人的ミスも防げます。

エクセルと比較されることの多いGoogle スプレッドシートですが、今回のアップデートによりエクセルに引けを取っていた部分が強化されました。Googleの各アプリケーションの得意技とも言える共有機能やアプリケーション同士の連携機能の強さも合わせて考えれば、ビジネスシーンでの存在感も大きくなってきたと言えます。

「マクロも使える」とは、つまりどういうこと?

新しく追加されたマクロ機能を使えば、動作をマクロで記録し再現(=自動化)させることができます。自動化により工数を削減し人的ミスも防げます。

Google Apps Scriptとの関係性

しかしここで気になるのがGoogle Apps Scriptの存在。Googleが提供するプログラミング言語であり、クラウド上でスクリプトを作成・実行出来るGASですが、Google スプレッドシートは、ユーザーが記録したマクロをバックグラウンドでApps Scriptのコードに変換し、動作しています。Googleのスクリプトについて知識があれば、スクリプトを直接編集して動作を変えることも可能です。

マクロ機能は嚙み砕いて言うと「プログラミング自体はせずとも、プログラムを作る・実行することができる機能」です。
プログラミング言語自体は分からない、もしくはさほど詳しくはなく「Google Apps Scriptで一からスクリプトを構築することは難しいけれど、少しの手直しならばできる」という方には、今回のマクロ機能の追加は嬉しい内容だったのではないでしょうか。業務効率化に直結させることもできるマクロ機能は大いに活用していきたい機能のひとつです。

Google スプレッドシートをさらに便利に使うために役立ってくれる「ショートカット」「アドオン」「関数」について、続いてご紹介していきます。

Google スプレッドシートの便利なショートカット 10選

他のGoogleアプリケーションと同様に、Google スプレッドシートにも便利なショートカット機能が多数用意されています。その中から編集に便利な「これは使える!」という10個の厳選されたショートカットをご紹介します。

※「表はスプレッドシート参照をご覧ください」

セルの書式設定
Windows Mac
リンクを挿入 Ctrl+K ⌘+K
書式をクリア Ctrl+\ ⌘+\
スプレッドシートの操作
Windows Mac
次のシート・前のシートに移動 <次のシートに移動>
Ctrl+Shift+PageDown
<前のシートに移動>
Ctrl+Shift+PageUp
<次のシートに移動>
⌘+shift+fn+↓
<前のシートに移動>
⌘+shift+fn+↑
行と列の追加や変更
Windows Mac
行を上・下に挿入 <上に挿入>
・Ctrl+Alt+Shift+= (Ctrl+Alt+=)
(行を選択している場合)
・Google Chrome: Alt+I、R
・その他のブラウザ: Alt+Shift+I、R
<下に挿入>
・Google Chrome: Alt+I、W
・その他のブラウザ: Alt+Shift+I、W
<上に挿入>
・⌘+option+=
(行を選択している場合)
・control+option+I、R
<下に挿入>
・control+option+I、B
列を左・右に挿入 <左に挿入>
・Ctrl+Alt+Shift+= Ctrl+Alt+=
(列を選択している場合)
・Google Chrome: Alt+I、C
その他のブラウザ: Alt+Shift+I、C
<右に挿入>
・Google Chrome: Alt+I、O
・その他のブラウザ: Alt+Shift+I、O
<左に挿入>
・⌘+option+=
(列を選択している場合)
・control+option+I、C
<右に挿入>
・列を右に挿入
行を削除 ・Ctrl+Alt±
(行を選択している場合)
・Google Chrome: Alt+E、D
・その他のブラウザ: Alt+Shift+E、D
・⌘+option±
(行を選択している場合)
・control+option+E、D
列を削除 ・Ctrl+Alt±
(列を選択している場合)
・Google Chrome: Alt+E、E
・その他のブラウザ: Alt+Shift+E、E
・⌘+option±
(列を選択している場合)
・control+option+E、E
行・列を非表示 <行を非表示>
Ctrl+Alt+9
<列を非表示>
Ctrl+Alt+0
<行を非表示>
⌘+option+9
<列を非表示>
⌘+option+0
行または列をグループ化 Alt+Shift+→ option+shift+→
行または列のグループ化を解除 Alt+Shift+← option+shift+←

【豆知識】ブラウザのショートカットを無効にする方法

[ブラウザのショートカットをオーバーライド]という機能がオフになっている場合、ショートカットキーの競合によりスプレッドシートで使用できないブラウザのショートカットが存在します。以下の方法でブラウザのショートカットを無効にしてGoogle スプレッドシートのショートカットを使用することができます。
(注: ブラウザのショートカットをオーバーライドできるブラウザは、Chrome、Firefox、Internet Explorer、Edge、Safari のみ)

  1. 上部メニューの [ヘルプ] > [キーボード ショートカット] をクリック。
  2. ウィンドウの下部にある [ブラウザのショートカットをオーバーライド] をオンにする。

Google スプレッドシートの便利なアドオン 10選

アドオンの探し方&追加方法

Google スプレッドシートでは様々なアドオンを追加し、より便利に使うことができます。新しくアドオンを検索して追加したい場合は、Google スプレッドシートの上部メニューの[アドオン]>[アドオンを取得]をクリックし、ポップアップされた画面右上の検索窓から検索をかけることができます。

なかなか思うように見つけられない場合は、本や情報サイトなどで自分の興味のありそうなアドオンを探し、アドオン名で検索をかける方法がおすすめです。

気に入ったアドオンが見つかったら、次は自分のGoogle スプレッドへの追加です。検索結果画面で、該当のアドオンの「+無料」ボタンをクリックします。

無事に追加が完了すると、[アドオン]タブの中に追加したアドオンが表示されます。アドオンを使用する際は、このままクリックして進んでいけばOKです。

それではここからは、入れておいて損はない!多数の中から厳選された10個のアドオンをご紹介していきます。

Template Gallery

ビジネス用からファミリーでの利用まで、たくさんのテンプレートが入っているアドオンです。アドオンの中からいつでも簡単に気に入ったテンプレートを呼び出し、スピーディに資料を作成できます。テンプレートの種類も豊富なので役に立つ場面の多そうなアドオンです。

Remove Blank Rows(and more!)

こちらはシート上の不要なブランク行・列をボタン一つで簡単に消し去ってくれるアドオンです。ブランク行・列を消すこと自体は、難しいことではありませんが、たくさんあると時間がかかり手間になってしまうことも。そんなときこのアドオンならば一瞬で不要な箇所を消し去ってくれるので便利、且つ気軽に使えるおすすめのアドオンのひとつです。

Sort by Color

こちらはセルや文字の色に基づいて並べ替えができるアドオンです。記載しているデータを分類する際、色付けする方法を使うことが良くあると思いますが、ソートするためだけのデータをわざわさ入力する必要もなく、ワンクリックで作業が完結します。

Email Range

Google スプレッド上の、指定した一部のセルをメール(Gmail)で送信できるアドオンです。メーラーを立ち上げてセルを貼り付けるなどの作業はいらず、アドオン機能から直接メールアドレスの指定もできます。

ProjectSheet Project Planning

ガントチャートを作成できるアドオンです。このスプレッドシートを複数人で共有すれば、各人で進捗を入力・管理することもでき、期日通りのプロジェクトの進行に一役買ってくれるアドオンです。

Google Analytics

こちらはGoogle Analytics公式のアドオンで、Google Analyticsと連携しレポートを作成することが可能です。見たいデータのレポートを自動でまとめてくれるように設定することもできます。

Remove Duplicates

スプレッドシート内で重複しているデータを探し出してくれます。重複していたデータに対しては、色付けをする・別の場所に移す・削除するなどの処理が可能です。検索の条件も細かく設定でき、データ処理に使っていた時間を短縮することができそうです。

Advanced Find and Replace

複数のシートにまたがってデータの抽出をしてくれるアドオンです。扱うデータ量が多かったり、分類分けされているなどの理由で複数のシートに分かれてデータが記載されている場合に重宝するアドオンです。

DigitalStamp4Sheet

ボタン一つでGoogle スプレッドシートに印鑑を押すことができます(印影は別途用意する必要あり)。請求書などの書類をGoogle スプレッドシートで作成している場合に非常に便利なアドオンです。

Translate My Sheet

その名の通り、シートの内容を翻訳してくれるアドオンです。日常的に翻訳のためのアプリケーションやソフトウェアを必要としている方には、スプレッドシートをそのまま翻訳してくれるこのアドオンはかなり便利な存在です。

Google スプレッドシートの便利な関数 5選

GOOGLETRANSLATE

「=GOOGLETRANSLATE(テキスト, ソース言語, ターゲット言語)」

指定したセル内の言語を翻訳して返してくれる関数です。翻訳元・翻訳後それぞれの言語を指定することができます。翻訳元の言語の指定は「”auto”」と記述すると、自動で識別してくれます。あまりないかもしれませんが、何語なのか分からない単語や文章を翻訳する場合に「”auto”」は便利です。

ISURL

「=ISURL(“URL”)」

URLの文字列が有効なものかどうかを判定してくれる関数です。文頭の「h」が抜けている、「httttp」になってしまっている等、あくまでも文字列がURLとして正しいかどうかの判定になり、リンク先のURLが現在生きているかどうかを判定するものではありません。

NOW

「=NOW()」

現在の日時を表示させる関数です。上部メニューの「表示形式」>「数字」から、表示させる内容を「日付」「時間」「日時」「経過時間」から選択できます。

TRANSPOSE

「=TRANSPOSE(配置または範囲)」

セルの行と列を入れ替えて貼り付けができる関数です。エクセルの「形式を選択して貼り付け」>「行列を入れ替える」と同様の機能です。

ROW

「=ROW(セル参照)」

指定したセルの行番号を返してくれる関数です。データに通し番号を振りたいときに便利です。データ作成中にデータの行数が減ったり増えたりする場合、その度に番号を振り直す必要がありません。ただし変動するので、あるデータに対して固定の番号を振りたい場合には向いていません。

Google スプレッドシートのその他裏技 5選

簡単に「Z」以降の列を一気にたくさん追加する

Google スプレッドシートを新規で立ち上げると、デフォルトの状態では「Z列」までしか存在しません。もちろんこれ以降の列を増やすことはできるのですが、シート上で右クリック>「列を挿入」で1行ずつ追加するのは大変・・・一気にたくさんの列を追加する方法をご紹介します。

まずはシートの上にカーソルを置き(どこでもOK)、ショートカットキーを使いシートを全選択します(Windows:Ctrl+A、Mac:⌘+A)。全選択された状態のまま、右クリック>「26列を挿入」を選択すれば(上図)、一気に26列を増やすことができます。
5行だけ足したいときには5行だけを選択する、というように増やしたい行の数だけ列を選択するのがポイントです。

シートタブに色をつける

見やすさUPやラベリングのためにシートタブに色をつけることができます。各シート名の右横の「▼」をクリックして現れる画面の「色を変更」機能で簡単にカラフルなシートを作ることができます。

隠しシートを作ることができる

同じくシート名の右横の「▼」をクリックして現れるメニューの中にあるにも関わらず、意外と知られていない機能がシートを隠すこと。「シートを非表示」を選択するとシートを隠すことができます。

隠したシートを元に戻す場合は、上図「シート1」のすぐ左隣のボタンをクリックし、該当のシートをクリックするだけでOKです。

ボタンひとつでセル内の文字を回転させられる

「テキストの回転」ボタンをクリックすると、セル内の文字の角度を変更することができます。一番右欄に好きな角度を入力すればその角度で傾斜してくれます。

カレンダーから日付を選んでセルに入力できるようにする方法

まず最初に該当のセルを選択し、右クリック>「データの入力規則」を選択します。

続いて、「条件」欄で「日付」を選択し、「保存」をクリック。

該当セルをダブルクリックするとカレンダーが表示され、そこから日程を選択するとセルに日付の値が反映されています。

まとめ

いかがでしたか?Google スプレッドシートをさらに便利に使いこなすための様々な機能を厳選してご紹介させていただきました。Google スプレッドシートには、ここでご紹介しきれないほどの便利な機能がまだまだたくさんありますので、ぜひ自分にぴったりの機能を見つけて使いこなしてくださいね!

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