2020.5.15 更新 「Google ハングアウト」の進化版!「Google Meet(旧名:Hangouts Meet)」の使い方と注意点

G Suite™のWeb通話サービスGoogle Meet。テレワークの導入で利用を始めた企業も多いのではないでしょうか。
この記事ではGoogle ハングアウトとGoogle Meetの違いや、Google Meetの特徴、2020年4月に発表された新機能などをご紹介します。

Web会議サービス Google Meetとは?

Google Meetはどんなサービス?

Google Meet(旧名Hangouts Meet)とはG Suiteユーザー向けWeb会議サービスです。複数のユーザー同士でWeb通話ができるので、遠隔地にいる人と会議を行ったり、Webセミナーを開いたり、さまざまな使い方が可能です。そのほかにも、グループチャット機能や画像・動画の共有機能も付いているので音声通話と、テキストコニュニケーション両方を実現したツールと言えます。
スマートフォンからも利用できるので、Googleユーザー同士であれば外出先でも無料でWeb通話できるところもポイントです。

※Wifi環境以外で利用する場合はデータ通信料がかかります。

Google MeetはG Suiteユーザーでなくても参加できる?

Google Meetの主催はG Suiteユーザーでないと設定できませんでしたが、2020年4月のアップデートにより無料のGoogleユーザーでも、主催することが可能になりました。
無料ユーザーは60分までの時間制限が設けられていますが、2020年9月30日までは時間無制限で利用が可能です。
また、Googleのアカウントを持っていないユーザーもミーティングコード(URL)などから Google Meetに参加できます。下記の表も参考にしてみてください。

ユーザーごとの参加方法の違い
G Suiteユーザー Googleアカウントがあるユーザー Googleアカウントを
持たないユーザー
Meetの主催・招待
※60分までの時間制限が設けられているが、2020年9月30日までは無制限で利用可能
×
MeetのGoogle
カレンダーからの参加
×
Gmailからの参加 ×
Meetのミーティングコード
からの参加
Meetの「ユーザーを追加」
からの参加

Google ハングアウトはGoogle Meetへ完全移行予定

Google Meetは、もともとGoogle ハングアウトの進化版として登場したサービスです。
2020年4月現在、G SuiteユーザーであればHangout MeetもGoogleハングアウトも両方使えるので、少しややこしいと感じている人もいるのではないでしょうか。

そんな2つのビデオ会議ツールですが、今後G SuiteのGoogle ハングアウトはGoogle Meetに完全移行する予定とのこと。つまり、G SuiteユーザーはGoogle ハングアウト使えなくなるということが予想されます。移行した後に慌てることがないよう、Google ハングアウトとの具体的な違いや、Google Meetの使い方などを詳しく見ていきましょう。

Google MeetとGoogle ハングアウトの違いを比較!

Google MeetとGoogle ハングアウトの特徴

Google MeetとGoogle ハングアウトの違いについては、下記の表を参考にしてみてください。

Meetとハングアウトの違い
Google Meet 従来の Google ハングアウト
会議の参加者数
  • G Suite Basic と G Suite for Education
    最多 100 人まで
  • G Suite Business
    最多 150 人まで
  • G Suite Enterprise、G Suite Enterprise for Education –
    最多 250 人まで
最多 25 人
ビデオ会議への参加
  • Google カレンダーからの招待
  • 会議へのリンク(URL)やコード
  • 電話からのダイヤルイン ※管理者がダイヤルイン機能を有効にしている場合のみ
  • Google Meet ハードウェア、Chromebox for meetings、Chromebase for meetings
  • Google カレンダーからの招待
  • ビデオハングアウトからの招待
  • 会議へのリンク(URL)
  • Google Meet ハードウェア、Chromebox for meetings、Chromebase for meetings
  • Microsoft® Outlook® 2007、2010、2013 プラグイン
Googleユーザー以外の参加 可能 不可
Web会議中のチャット メッセージの送信 Webブラウザ、モバイルアプリで可能 Webブラウザのみ。モバイル経由は不可
外部ドメインへの招待 共有リンクで任意の参加者にビデオ会議へのアクセス権を付与 Googleカレンダーまたはハングアウトの招待
Googleユーザー以外の参加 可能 不可
会議の録画 G Suite Enterprise または G Suite Enterprise for Education エディションがの加入必要
※2020年9月30日まですべてのG Suiteユーザーが録画機能を利用できるようになりました。利用開始には管理者の設定が必要です。詳しくはこちらから
録画は不可
モバイルでのプレゼンテーションの表示 モバイルアプリでの高解像度のコンテンツ、ピンチ操作でのズーム機能 低解像度のコンテンツ

このように、はGoogle MeetはGoogleユーザでなくてもWeb会議に参加できたり、会議の録画をできるようになったりなど、より利便性が向上しました。

Google Meetの注意点

ひとつ注意したいのが、現在Google MeetがサポートするWebブラウザは下記に限定されていること。

  • Chrome ブラウザ
  • Mozilla® Firefox
  • Microsoft® Edge
  • Apple Safari

Internet Explorer でGoogle Meetを使用する場合は、Meet のプラグインをインストールする必要があります。

2020年3月すべてのG SuiteユーザーのMeet が有効に!影響は?

2020年3月1 日以降、すべてのG Suiteユーザーに対して Meet が有効になりました。(以前はMeetの無効化ができましたが、現在はできなくなっています)。そのことによって、以下のような影響が出ることが考えられます。

  • 新規、既存を問わず、Googleカレンダーから会議のスケジュールを入れた場合Google Meet が使用されるようになる。
  • 即席の会議では、Google Meet が使用されるようになる。

従来のハングアウトの無効化による影響を受けるのは、Google カレンダーでスケジュールされたWeb会議のみです。ハングアウトのブラウザやアプリからの直接の通話やチャットはこれまで通り行えます。

Google Meet(旧名:Hangouts Meet)を使ってWeb会議をしてみた

それでは早速Google Meetを使ってみましょう。会議の設定、参加方法をなどの使い方を解説します。

Google Meet Web会議の設定のやり方

MeetのWeb会議に参加できるユーザーは下記になります。

  • カレンダーの予定に追加されたG Suiteまたは無料のGoogleアカウントがあるユーザー
  • 会議の開催者と同じ組織内(同一ドメイン)のG Suiteユーザー
  • 別の組織(別ドメイン)から参加しているユーザー(会議に参加しているユーザーの承認が必要になる場合があります)
  • Google アカウントを持っていないユーザー(会議に参加しているユーザーの承認が必要になる場合があります)

Google MeetからWeb会議を設定する方法は複数あります。
主なやり方は以下の3つ。

  • Google カレンダーから会議を設定する
  • Google Meetを直接開いて会議を開催する
  • Gmailから会議を開始する

詳しいやり方は次から説明していきます。

会議への参加方法①:Google カレンダーから会議を設定する

【Googleカレンダーで設定する場合】

1 Googleカレンダーを開いて、Web会議を行う時間に新しいイベントを作成する

2 「会議室、場所、会議を追加」をクリックして「ビデオ会議を追加」を選択

3 「ゲストを追加」に参加者のメールアドレス(G SuiteまたはGmailのアドレス)を入力する

4 「保存」ボタンをクリック

5 続いて表示される「ゲストに招待状を送信しますか?」で「送信」を選択すると、メールで参加者に招待が届きます。

参加者のメールには招待メールが届き、カレンダーに反映されます。
Web会議に参加するときは、カレンダーのイベント詳細から「ビデオハングアウトに参加」または「Google Meetに参加」をクリックすればMeetが立ち上がり、そのまま会議が始められます。

※カレンダーの設定画面の「Google Meet に参加する」の横に表示される「会議のリンクをクリックボードにコピー」をクリックして、それを共有することで会議に招待することも可能です。

会議への参加方法②:直接Google Meetを開いて会議を開催する

1 G Suiteにログインしたらhttps://meet.google.com/にアクセスして、「ミーティングに参加または開始」をクリック

2 新規でミーティングを始める場合、空白のまま「続行」をクリック

3 テレビ会議の画面が開きます。参加者を招待する場合は
下記いずれかを行います

  • 会議コード(URL)を共有する
  • 「ユーザーを追加」をクリックして、招待するユーザーのメールアドレスを入力する

【参加に必要な情報を共有する場合】

「参加に必要な情報をコピー」をクリックして、チャットやメールなどで相手に会議コードなどをペーストして送りましょう。

参加者は、共有された[https://meet.google.com/×××]のようなURLをクリックすることで、Meetに参加できます。この方法であれば、Googleアカウントを持っていないユーザーもWeb会議に参加することが可能です。

【ユーザーを追加する場合】

「ユーザーを追加する」をクリックして参加するユーザーのメールアドレスを入力します。
このメールアドレスはG SuiteまたはGmailのアドレスでなくても招待可能です。

メールを受け取ったユーザーは、メールに表示された「ミーティングに参加」をクリックすればWeb会議に参加できます。

会議への参加方法③:Gmailから会議を開始する

2020年4月のアップデートにより、G SuiteユーザーはGmailからも会議を開始できるようになりました。

【Gmailから会議を開始(主催)する方法】

1 Gmailのサイドバーから [会議を開始] をクリックします。

2 Google Meetの画面が立ち上がります。
以降の操作は[直接Google Meetを開いて会議を開催する]の3以降と同様です。

【Gmailから会議に参加する方法】

主催者から会議コードを共有されている場合、Gmailの[会議に参加]から簡単にWeb会議に参加できます。

1 Gmailのサイドバーから [会議を開始] をクリックします

2 「会議コードをお持ちですか?」というダイアログが開かれるので、共有された会議コードを入力します。

※会議コードとは、会議に参加するためのURLであるhttps://meet.google.com/につづくランダムな数列のこと。

Google Meetの品質は?

Googleカレンダーやwebブラウザから簡単に会議の設定・参加ができるGoogle Meet。難しい設定は一切必要なく、使いなれたGoogle カレンダーを利用できるのもポイントですね。また、Gmailユーザー同士であれば、特別な設定不要で利用できるところも大きなメリットです。

Google Meetを実際に使用した感想としては、ネットワーク環境が安定してさえいればストレスフリーに利用できるという印象でした。パソコンに内蔵しているとマイクをとスピーカーを使用しましたが、お互いの音声を鮮明に聞き取ることができました。映像についても相手の表情がしっかりとわかる程度には鮮明です。通信環境さえ整っていれば大きなトラブルもないので、仕事でも安心して使えるツールだと思います。

実際のMeetの画像

複数メンバーで会議する際は、タイル表示も可能に(Web版のみ)

2020年5月のアップデートにより、複数のメンバーで会議をする際、タイル表示レイアウトが利用できるようになりました。(パソコン版のみ)タイル表示レイアウトでは参加者を 最大16 人まで画面に表示することが可能です。

※タイル表示レイアウトは、プレゼンテーションを行わない、規模の小さな会議の場合のデフォルトになります。

G Suite アップデート ブログより

タイル表示以外も設定可能(Web版のみ)

タイル表示の他にも、スポットライトとサイドバーというレイアウトに変更することが可能です。

【スポットライト】

プレゼンテーション、発言中のユーザー、または固定表示した参加者が全画面レイアウトで表示されます。特定の参加者やプレゼンテーションを固定表示するように設定すると、その参加者またはプレゼンテーションが常に表示されます。

G Suite アップデート ブログより

【サイドバー】

参加者またはプレゼンテーションのメイン画像が表示されます。会議の他の参加者の画像は横に表示されます。

G Suite アップデート ブログより

レイアウトを変更する方法(Web版のみ)

タイル表示以外の表示に変更する方法は以下の通り

1 Meet ウィンドウ右下の三点リーダー(⋮)をクリックするとメニューが表示されます。メニューの中から「レイアウトを変更」をクリックします。

2 設定したいレイアウトを選択できます。

ノイズキャンセリング機能や低光量モードでさらに快適に

さらに、2020年4月のアップデートで

  • ノイズキャンセリング機能
  • 低光量モード

も追加で搭載されました。

低光量モードとは、低光量の環境で映りが良くなるよう、AIによって自動的に映像が調整される機能です。この機能は現在、モバイル版で提供されており、順次はウェブ版でも利用できるようになるそうです。

ノイズキャンセリング機能は、犬の鳴き声やキーを打つ音など、自動でバックグラウンドの雑音を取り除いてくれる機能です。順次ウェブ版で導入され、続いてモバイル版に実装される予定です。

Google MeetのWeb会議で使えるワザ

Google Meetの基本的な使い方をマスターしたら、便利なワザも活用してみましょう。
ここでは

  • Web会議を録画する方法
  • 高画質の動画を共有するオプション
  • 会議で字幕を使用する

を紹介します。

Google MeetでWeb会議を録画する方法

Google MeetでWeb会議を録画するにはG Suite Enterprise または G Suite Enterprise for Education エディションに加入する必要がありましたが、2020年9月30日まですべてのG Suiteユーザーが録画機能を利用できるようになりました。利用開始には管理者の設定が必要です。まず、管理者が録画機能を有効にする方法を紹介します。

【管理者が録画機能を有効にする方法】

  1. G Suite管理者のアカウントにログインし、管理コンソール(https://admin.google.com/u/1/?hl=ja)にアクセスする
  2. 管理コンソールから、[アプリ] 次に [G Suite] 次に [Google Meet と Google Hangouts] に移動する

3 「録画」をクリック

4 遷移先で「録画」の右上の編集マークをクリック

5 「ユーザーに会議の録画を許可します。」にチェックを入れて、保存
これで管理者の設定は完了です。

【ユーザーが会議を録画する方法】

次に、各ユーザーがWeb会議を録画する方法を紹介します。

※Web会議の録画は、会議のオーナー(主催者)のみが行うことが可能です。

  1. Google Meetで会議を開始する
  2. 右下の三点リーダー(⋮)をクリックする
  3. ミーティングを録画をクリック

4 他の参加者に録画している旨の承諾が取れたら、表示されるダイアログの「承認」をクリック
これで録画が開始されます。

他の参加者の画面にも、録画中であることがわかるようにアイコンが表示されます

録画された動画の動画は、会議のオーナーのGoogle ドライブに保管されます。

※Googleドライブ上で録画した会議の動画を再生するには、Video Player for Google driveに接続する必要があります。

Chromeのタブを共有して鮮明な画像をシェア

今までもGoogle MeetやGoogle ハングアウトでは画面を共有することができましたが、2020年4月のアップデートでChromeのタブを共有できるようになりました。動画やアニメーションなどをクリアな状態で共有できるので、ユーザー同士のコミュニケーションがよりスムーズになるのではないでしょうか。

【Chromeのタブを共有する方法】

1 Meet ウィンドウ右下の「今すぐ表示」をクリックして、「Chromeをシェア」をさらに選択

2 共有するChromeのタブを選択する

こちらは共有されている側の画面です。かなりなめらかな動画を閲覧することができました。

Web会議で字幕を使用する

2020年4月のアップデートによって、リアルタイムで字幕を表示できるようになりました。
音が出せない環境でWeb通話に参加したい場合などでも、字幕を表示させることで内容を把握することができます。

※この機能は現在英語のみ対応しています。

【Web会議で字幕を表示させる方法】

1 Meet ウィンドウ右下の三点リーダー(⋮)をクリックするとメニューが表示されます。メニューの中から「字幕をオンにする」をクリックします。

2 発言を行うと、マイクが音声を拾って、字幕が表示されます。

実際に試してみましたが、かなり正確に音声をテキスト化していると感じられました。もし字幕が通話設定で隠れてしまっている場合は、Meet ウィンドウ内の別の場所をクリックすると設定画面を非表示にできます。

法人向け他ビデオ会議システムとの比較

ここではGoogle Meetの競合となる他社のビデオ会議システムと比較してみたいと思います。

Skype

利用者が多く、世界中で知られているSkype。無料版のSkypeではWeb会議は最大10人、通話は最大25人が参加可能です。無料版が有名ですが、ビジネス用に有料の「Skype for Business」というサービスが提供されています。

<特徴>

  • microsoftが運営する知名度の高いサービス
  • 無料版とビジネス用の有料版がある
  • 無料版のWeb会議の人数は最大50人まで
  • 録画機能あり
  • 「Skype for Business」の場合は最大250人がWeb会議に参加可能
  • 格安料金で海外の固定電話や携帯電話と通話できる

<料金>

  • Skype:無料
  • Skype for Business:月額540円/1,360円の2コースがある

※注 Skype for Businessを利用するには、別途「OFFICE365」に登録必要あり。

Zoom

Zoomの最大の特徴は参加者であればアカウント作成が不要であるという点です。管理者から送られてきたリンクをクリックするだけで参加ができ、その手軽さが他社との違いと言えます。その他、参加者をグループに分けて、それぞれ話し合いができる「ブレークアウトルーム」や、「ホワイトボード」などユニークな機能を持っているサービスです。

<特徴>

  • 参加だけであればアカウント作成が不要(URLを共有して会議を行う)
  • Web会議は最大100人まで同時参加可能
  • 録画機能あり
  • 無料版の場合は、グループ通話を行う場合40分の時間制限あり(1対1の場合は無制限)

<料金>

  • 無料版と有料版あり。
  • 有料版は下記の通り
  • プロ:月額¥2,000
  • ビジネス:月額¥2700
  • プロ:月額¥2700

ベルフェイス

ベルフェイスは「オンライン商談システム」をうたう商談に特化したWeb会議システムです。利用方法も若干特殊で、最初に固定電話もしくは携帯電話を用いてWeb商談を開始します。

<特徴>

  • 発信側が受信側に電話をかけ、その後、受信側は「ベルフェイス」と検索し商談に誘導
  • 受信側が発行した [接続ナンバー]を発信側が入力し、Web商談が開始される
  • 受信側はアプリのインストールなどの必要がないため、Webの知識があまりない商談先とのWeb通話がしやすい

<料金>

  • 要問い合わせ

同じビデオ会議システムでも特徴や料金設定などは三者三様、それぞれのメリット・デメリットがありそうです。

G Suite™のパッケージの一部であるGoogle Meetは、Google カレンダーやGoogleドライブなどGoogleのサービスとの連携のしやすさという点がひとつの大きな強みとなっています。

まとめ

Google Meetの特徴や使い方、従来のGoogle ハングアウトとの違いについてご紹介しました。

現在、他社からもたくさんのビデオ会議サービスが提供されていますが、Google カレンダーから会議設定が簡単にできるなど、Google社の提供する他サービスと連携しながら一貫利用する上でGoogle Meetはとても利便性の高いツールと言えます。より便利になったビデオ会議サービスを利用してさらなる業務の効率化をはかりましょう。

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