Web会議に最適! 「Google Meet」の基本の使い方と注意点
公開 2018.09.25
更新 2021.06.17

Google の Web 会議サービス Google Meet。テレワークの導入で利用を始めた企業も多いのではないでしょうか。
この記事では Google Meet の特徴や基本的な使い方のほか、便利な機能について説明します。
Web 会議サービス Google Meet とは?

Google Meet はどんなサービス?
Google Meet とは Google ユーザー向けビデオ会議サービスです。
複数のユーザー同士でWeb通話ができるので、遠隔地にいる人と会議を行ったり、Web セミナーを開いたり、さまざまな使い方が可能です。
スマートフォンからも利用できるので、外出先でも無料で Web 通話できるところもポイントです。
※Wifi 環境以外で利用する場合はデータ通信料がかかります。
Google Meet は Google ユーザー以外も参加できる?
Google Meet は無料の Google ユーザーでも、セッティングや参加が可能です。
無料ユーザーは60分までの時間制限が設けられていますが、2021年6月30日までは制限時間なしで利用可能です。
また、Google のアカウントを持っていないユーザーもミーティングコード(URL)などから Google Meet に参加できます。
※Google Workspace ユーザーが主催した場合に限る
下記の表も参考にしてみてください。
Google Workspace ユーザー |
Google アカウントが あるユーザー |
Google アカウントを 持たないユーザー |
|
---|---|---|---|
Meet の主催・招待 | ○ | ○ ※60分までの時間制限が設けられているが、2021年6月30日までは無制限で利用可能 |
× |
Meet の Google カレンダーからの参加 | ○ | ○ | × |
Gmail からの参加 | ○ | ○ | × |
Meet のミーティングコードからの参加 | ○ | ○ | ○ ※Google Workspace ユーザーが主催した場合に限る |
Meet の「ユーザーを追加」からの参加 | ○ | ○ | ○ ※Google Workspace ユーザーが主催した場合に限る |
Google Meet を使ってみよう
それでは早速 Google Meet を使ってみましょう。ここでは会議の設定方法を説明します
Google Meet Web 会議の設定のやり方
Google Meet から Web 会議を設定する方法は複数あります。主なやり方は以下の4つ。
- Google カレンダーから会議を設定する
- Google Meet の URL を共有して会議を設定する
- Gmail から会議を開始する
- Google Chat から会議を開始する
詳しいやり方は次から説明していきます。
会議への参加方法① : Google カレンダーから Meet を設定する
【Google カレンダーで設定する場合】
- Google カレンダーを開いて、Web 会議を行う時間に新しいイベントを作成する。
- 「ゲストを追加」の枠に Meet に招待したいユーザーのメールアドレスを追加して、「保存」をクリックする。
- 次に表示されるダイアログで 「Google カレンダーのゲストに招待メールを送信しますか?」 と表示されるので、 「送信」 をクリックすると追加されたユーザーにメールが届きます。
- 会議の時間になったら、Google カレンダーを開いて 「Google Meet に参加する」 をクリックすると Meet が立ち上がり、Web 会議を開始できます。
※カレンダーの設定画面の 「Google Meet に参加する」 の下に表示される URL をコピペして、それを共有することで会議に招待することも可能です。
会議への参加方法② : 会議の URL を共有して Meet を開催する
- Google Workspace にログインしたらhttps://meet.google.com/にアクセスして、 「新しい会議を作成」 をクリック
- 「次回以降の会議を作成」 をクリック
- meet.google.com/…から始まる URL をコピーする。この URL を開くと自動的に Meet に参加できます。
【参加に必要な情報を共有する場合】
「参加に必要な情報をコピー」 をクリックして、チャットやメールなどで相手に会議コードなどをペーストして送りましょう。
会議への参加方法③ : Gmail から会議を開始する
Gmail の画面からも会議を開始することが可能です。
【Gmail から会議を開始(主催)する方法】
- Gmail のサイドバーから [会議を新規作成] をクリックします
- 会議に参加するための URL が表示されるので、参加するユーザーに URL を共有しましょう。すぐに Meet を始めたい場合は 「今すぐ参加」 をクリックします。
会議への参加方法④:Google Chat から Web 会議を開始する
- アプリランチャーまたはhttps://mail.google.com/chat/u/3/から Google Chat を開きます。
- Chat をしているユーザーとWeb会議を始めるには、トーク画面の Meet のアイコンをクリックします。
- 「ビデオ会議に参加」 と表示されるので、そこをクリックするとトークに参加しているユーザーが Meet にも参加できます。
Google Meet 便利に使うテクニック
ここでは、Google Meet をもっと便利かつ快適に使いこなすテクニックを紹介します。
画面レイアウトを変える
複数のメンバーで会議をする際、画面のレイアウトを選択することが可能です。
タイル表示レイアウトでは参加者を 最大 16 人まで画面に表示することが可能です。
- Meet 画面右下の三点リーダー (︙) をクリックする
- メニューの中から 「レイアウトを変更」 をクリックします。
- 設定したいレイアウトを選択します。
各レイアウトのイメージは描きを参考にしてみてください。
【タイル】
参加者が均等に表示されます。

【スポットライト】
プレゼンテーション、発言中のユーザー、または固定表示した参加者が全画面レイアウトで表示されます。
特定の参加者やプレゼンテーションを固定表示するように設定すると、その参加者またはプレゼンテーションが常に表示されます。

【サイドバー】
参加者またはプレゼンテーションのメイン画像が表示されます。
会議の他の参加者の画像は横に表示されます。

Google Meet でWeb会議を録画する方法
Google Meet では以下の Google Workspace エディションで録画機能を利用できます。
- Essentials
- Business Standard
- Business Plus
- Enterprise Essentials
- Enterprise Standard
- Enterprise Plus
まず、管理者が録画機能を有効にする方法を紹介します。
【管理者が録画機能を有効にする方法】
- Google Workspace 管理者のアカウントにログインし、管理コンソールにアクセスする
- 管理コンソールから、 [アプリ] 次に [Google Workspace] 次に [Google Meet] に移動する
- 「録画」 をクリック
- 遷移先で 「録画」 の右上の編集マークをクリック
- 「ユーザーに会議の録画を許可します。」 にチェックを入れて、保存。これで管理者の設定は完了です。
【ユーザーが会議を録画する方法】
次に、各ユーザーが Web 会議を録画する方法を紹介します。
※Web 会議の録画は、会議のオーナー(主催者)のみが行うことが可能です。
- Google Meet で会議を開始する
- 右下の三点リーダー (⋮) をクリックする
- ミーティングを録画をクリック
- 他の参加者に録画している旨の承諾が取れたら、表示されるダイアログの 「承認」 をクリック。これで録画が開始されます。
- 他の参加者の画面にも、録画中であることがわかるようにアイコンが表示されます
録画された動画の動画は、会議のオーナーの Google ドライブに保管されます。
※Google ドライブ上で録画した会議の動画を再生するには、Video Player for Google drive に接続する必要があります。
Chrome のタブを共有して鮮明な画像をシェア
Googlle Chrome でタブを共有することで、動画やアニメーションなどをクリアな状態で共有できるようになります。
【Chrome のタブを共有する方法】
- Meet ウィンドウ右下の 「今すぐ表示」 をクリックして、 「Chrome をシェア」 をさらに選択
- 共有する Chrome のタブを選択する
こちらは共有されている側の画面です。かなりなめらかな動画を閲覧することができました。

Web 会議で字幕を使用する
Google Meet にはリアルタイムで字幕を表示できる機能があります。
音が出せない環境で Web 通話に参加したい場合などでも、字幕を表示させることで内容を把握することができます。
※この機能は現在日本語非対応です。
【Web 会議で字幕を表示させる方法】
- Meet ウィンドウ右下の三点リーダー (⋮) をクリックするとメニューが表示されます。
メニューの中から 「字幕をオンにする」 をクリックします。 - 発言を行うと、マイクが音声を拾って、字幕が表示されます。
実際に試してみましたが、かなり正確に音声をテキスト化していると感じられました。
もし字幕が通話設定で隠れてしまっている場合は、Meet ウィンドウ内の別の場所をクリックすると設定画面を非表示にできます。
背景を変える
Google Meet でも背景をぼかしたり、背景を画像に変えることが可能です。
- Meet ウィンドウ右下の三点リーダー (⋮) をクリックするとメニューが表示されます。メニューの中から 「字幕を変更」 をクリックします。
- サムネイルから背景を選択します。
背景をぼかすには一番上の 「背景をぼかす」 または 「背景を少しぼかす」 を選択します。
まとめ
Google Meet の特徴や使い方、便利な機能についてご紹介しました。
現在、他社からもたくさんのビデオ会議サービスが提供されていますが、Google カレンダーから会議設定が簡単にできるなど、Google 社の提供する他サービスと連携がとてもスムーズです。
より便利になった Google Meet を利用してさらなる業務の効率化をはかりましょう。