「Google ハングアウト」の進化版!「Hangouts Meet」の使い方と注意点

「G Suite™」のビデオ会議サービス「Google ハングアウト」は2018年5月より「Hangouts Meet」に移行されることになりました。

この記事では「Google ハングアウト」と「Hangouts Meet」の違いや「Hangouts Meet」の特徴、移行時の注意点などをご紹介します。

※「Hangouts Meet」はG Suite™登録ユーザーのみミーティングを作成することができます。G Suite™以外のユーザーはミーティングは作成できませんが、参加することは出来ます。

「Google ハングアウト」から変わった「Hangouts Meet」ってなに?

2018年5月22日「Google ハングアウト」は「Hangouts Meet」へ

「Hangouts Meet」はGoogle社が2017年3月に発表した企業向けビデオ会議サービスです。今回の「Google ハングアウト」から「Hangouts Meet」への移行で、出来ることが増え、より便利にビデオ会議を実施できるようになりました。「Google ハングアウト」で少し物足りないと感じていた部分が充実したと言えるかもしれません。

従来の「Google ハングアウト」との具体的な違いや、移行に関しての注意点、「Hangouts Meet」への切り替え方などを詳しく見ていきましょう。

「Google ハングアウト」と「Hangouts Meet」の比較

「Hangouts Meet」の特徴

「Hangouts Meet」とは、Googleが提供するビデオ通話サービス。
複数のユーザー同士でビデオ通話ができるので、世界中で仮想トレーニング教室を開いたり、遠隔地にいる人と面談を行ったり、さまざまな使い方が可能です。
そのほかにも、グループチャット機能や画像・動画の共有機能も付いているので音声通話と、テキストコニュニケーション両方を実現したツールと言えます。
スマートフォンからも利用できるので、Googleユーザー同士であれば外出先でも無料でビデオ通話できるところもポイントです。
※Wifi環境以外で利用する場合はデータ通信料がかかります。

「Hangouts Meet」は、もともと「Google ハングアウト」という名前のサービスでしたが、進化を遂げたことにより以下の6点の機能が追加されました。

  1. ビデオ会議でのチャットメッセージ送信が全ての端末に対応
    ※「Google ハングアウト」ではWEBブラウザからのみ可能
  2. 会議の録画ができるようになった
    ※G Suite Enterpriseエディションの機能
  3. iOS端末がサポートされた
  4. モバイルでのプレゼンテーションが高解像度表示される
    ※「Google ハングアウト」では低解像度表示
  5. Enterpriseエディションユーザーは会議参加人数が最大50人まで可能
    ※Basic、Buisinessエディションでは「Google ハングアウト」同様最大25人
  6. Enterpriseエディションユーザーは電話番号でのダイヤルインが可能

このように、モバイル端末での使いやすさの強化や会議の録画など、より便利にビデオ会議が実施できるように進化を遂げました。

移行する際の注意点

ひとつ注意したいのが、現在「Hangouts Meet」がサポートするWebブラウザはGoogle ChromeとFirefoxのみという点。2018年の下半期にはサポートするWebブラウザを拡大した上で、「Hangouts Meet」がG Suiteでのデフォルトのビデオ会議サービスになる予定です。

現時点では、Safariなど、Google ChromeとFirefox以外のユーザーが多い企業では、設定により「Hangouts Meet」への移行を暫定的に無効にすることもできます。

「Google ハングアウト」から「Hangouts Meet」への切り替え方

「Google ハングアウト」から「Hangouts Meet」に切り替えるには、G Suiteの管理者アカウントから下記の手順で設定します。

G Suiteの管理パネルにログイン

アプリの設定>G Suite>「Google ハングアウト」をクリック

「Meetの設定」をクリック

「新しい会議機能」にチェックを入れ、右下の「保存ボタン」をクリックして完了。

Hangouts Meetを使ってビデオ会議をしてみた

それでは早速「Hangouts Meet」を使ってみましょう。会議の設定、参加方法を解説します。

会議の設定

自分が会議を開催する場合、Googleカレンダーを使って新しいイベントを作成します。

  1. Googleカレンダーを開き新しいイベント作成
  2. 「ビデオ会議を追加」をクリックして「ハングアウト」を選択
  3. 「ゲストを追加」に参加者のメールアドレスを入力する
  4. イベントを保存
  5. 続いて表示される「ゲストに招待状を送信しますか?」で「送信」を選択すると、メールで参加者に招待が届きます。

会議への参加方法①:Googleカレンダーから参加する

会議への参加方法は2種類あります。ひとつめはGoogle カレンダーから参加する方法です。

  1. Google カレンダーを開き、参加したいイベントをクリック
  2. ポップアップされたイベントに表示されている「Hangouts に参加」をクリック
  3. 開いたウィンドウに表示されている「参加」をクリック

これで会議に参加できます。

会議への参加方法②:直接Hangouts Meetを開いて会議を開催・参加する

直接「Hangouts Meets」にアクセスして(https://meet.google.com/)会議を開催したり、参加することもできます。

  1. https://meet.google.com/にアクセス(Google Chrome or Firefoxを使用する)
  2. 「新しいミーティングを開始」「ミーティングコードを使用」、もしくは表示されている会議の予定をクリック
  3. 開いたウィンドウに表示されている「ミーティングを開始」もしくは「参加」をクリック

これで会議に参加できます。

感想(他ビデオ会議システムとの比較)

Googleカレンダーやwebブラウザから簡単に会議の設定・参加ができるHangouts Meet。難しい設定は一切必要なく、使いなれたGoogle カレンダーを利用できるのもポイントですね。
また、Gmailユーザー同士であれば、特別な設定不要で利用できるところも大きなメリットです。

Hangouts Meetを実際に使用した感想としては、ネットワーク環境が安定してさえいればストレスフリーに利用できるという印象でした。パソコンに内蔵しているとマイクをとスピーカーを使用しましたが、お互いの音声を鮮明に聞き取ることができました。映像についても相手の表情がしっかりとわかる程度には鮮明です。通信環境さえ整っていれば大きなトラブルもないので、仕事でも安心して使えるツールだと思います。

法人向け他ビデオ会議システムとの比較

ここでは「Hangouts Meet」の競合となる他社のビデオ会議システムと比較してみたいと思います。

Skype

利用者が多く、世界中で知られているSkype。無料版のSkypeではビデオ会議は最大10人、通話は最大25人が参加可能です。無料版が有名ですが、ビジネス用に有料の「Skype for Business」というサービスが提供されています。

<特徴>

  • 知名度の高いサービス
  • 無料版とビジネス用の有料版がある
  • 無料版のビデオ会議の人数は最大10人まで
  • 「Skype for Business」の場合は最大250人がビデオ会議に参加可能

<料金>
Skype:無料
Skype for Business:月額540円/1,360円の2コースがある
※注 Skype for Businessを利用するには、別途「OFFICE365」を購入する必要あり。

Zoom

Zoomの最大の特徴は参加者であればカウント作成が不要であるという点です。管理者から送られてきたリンクをクリックするだけで参加ができ、その手軽さが他社との違いと言えます。その他、参加者をグループに分けて、それぞれ話し合いができる「ブレークアウトルーム」や「ホワイトボード」などユニークな機能を持っているサービスです。

<特徴>

  • 参加だけであればアカウント作成が不要
  • ビデオ会議は最大100人まで同時参加可能
  • 「ブレークアウトルーム」「ホワイトボード」などのユニークな機能
  • 録画機能あり

<料金>
無料版と有料版あり。
有料版はチームや企業の規模に合わせて3種類の料金設定(月額14.99ドル〜)。

ベルフェイス(bellFace)

「5秒でつながるオンラインルーム」がキャッチコピーのベルフェイス。回線が安定していてすぐに繋がる「スピード感」が売りのサービスです。インストールやログインが不要で、登録など初期設定にかかる時間を短縮できます。導入企業向けに研修や活用提案などを実施しており、ユーザーサポートの手厚さでも知られています。

<特徴>

  • 「5秒でつながる」安定した回線
  • インストール、ログインが不要
  • 手厚いユーザーサポート

<料金>
月額45,000円〜

同じビデオ会議システムでも特徴や料金設定などは三者三様、それぞれのメリット・デメリットがありそうです。

G Suite™のパッケージの一部である「Hangouts Meet」は、Google カレンダーなどGoogleのサービスとの連携のしやすさという点がひとつの大きな強みとなっています。今回の移行によりモバイルデバイスでの利用しやすさが強化されるなど、今後の進化にも注目していきたいツールです。

まとめ

「Hangouts Meet」の特徴や従来の「Google ハングアウト」からの進化ポイントについてご紹介しました。

現在、他社からもたくさんのビデオ会議サービスが提供されていますが、Google カレンダーから会議設定が簡単にできるなど、Google社の提供する他サービスと連携しながら一貫利用する上で「Hangouts Meet」はとても利便性の高いツールと言えます。より便利になったビデオ会議サービスを利用してさらなる業務の効率化を計りましょう。

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